-合掌造りのお宅拝見- 世界遺産合掌造りで過ごす宿泊スタイル

合掌造りとは?

「合掌造り」とは、木材を梁の上に手の平を合わせたように山形に組み合わせて建築された、勾配の急な茅葺きの屋根を特徴とする住居で、又首構造の切妻屋根とした茅葺家屋です。積雪が多く雪質が重いという地域柄から、白川では「切妻合掌造り」といわれる屋根の両端が本を開いて立てたように三角形になっているのが特徴の構造になっています。 合掌造りが日本の一般的な民家と大きく違うところは、屋根裏を積極的に蚕の飼育場として利用していた所です。茅葺でありながら切妻造りになっているのも、養蚕が大きく関わっており、蚕の飼育に適した環境が作り出されています。こういった生活の機能が家の形となっているところに合掌造りの美しさを感じることができます。

中に入ってみますと、柱や梁が真っ黒になっているのに気づくと思います。 これは塗料を塗ってある訳でなく、屋根に虫が寄ってこないように囲炉裏の煙でいぶった際に煤が付いたものです。もっとよく見て頂きますと、釘や鎹を一切使わずに造り上げていることがわかります。 世界遺産登録のきっかけにもなった人物、建築家ブルート・タウト氏は著書の中で 「合掌造り家屋は、建築学上合理的であり、かつ論理的である」と絶賛しました。 世界中の人々に愛された、伝統美溢れる合掌造りをどうぞご堪能ください。

合掌造り
夏涼しく、冬温かいわけ

建物は南北に面して建てられており、これは白川の風向きを考慮し、風の抵抗を最小限にするとともに、屋根に当たる日照量を調節して夏涼しく、冬は保温されるようになっています。昔の人の知恵が今も尚息づく、昔ながらの居心地の良い空間です。